太ってしまう原因の塩分!なぜ人は塩分を欲してしまうのか?【図解 内臓脂肪がごっそり落ちる食事術】

塩味をおいしく感じて食べすぎてしまう

患者さんから「塩分をとりすぎると太るというのは本当ですか?」と聞かれることがあります。肥満が気になる人たちの間で、都市伝説のように広まった話のようです。結論からいうと、「塩分の過剰摂取で太ることはありません。ただし、間接的には肥満を招くことがあります」というのが答えです。

もともと塩はカロリー0ですので、太る原因にはなり得ません。しかし、塩分過多で味つけの濃い食べ物は、おいしく感じられることが多く、食欲が増進されて食べすぎてしまう傾向にあります。塩味のスナック菓子に手が止まらなくなった、そんな経験のある人もいるでしょう。

また、塩分をたくさん摂取すると、体は高まった塩分濃度を薄めるため、細胞内に水分をため込みます。水分がうまく排出されずに体内に滞ると、いわゆる「むくみ」に繋がり、蓄積された水分によって体重が増加することもあります。

塩分が多めの食品は、私たちのまわりに意外とあります。カップ麺をはじめ、ベーコンなどの加工肉、せんべいなどのお菓子にも含まれており、気がつかないうちに塩分過多になっているかもしれません。厚生労働省が推奨する1日あたりの食塩摂取目標量は男性が7・5g未満、女性は6・5g未満。肥満に限らず、生活習慣病予防の観点からも、塩分控えめの食生活がのぞまれます。

塩分で食欲が増してしまう!?

塩味は食欲を増進させるため、食べすぎてしまうことがあります。 間接的ですが、塩分を控えることも肥満対策のひとつになります。

塩分では太らない!食べすぎるから太る

塩味の利いた食べ物には食欲を誘うものが多く、「もう少し」 と食べすぎてしまいがちに。 過食による内臓脂肪の蓄積要因になります。

出典:『肥満治療の名医が教える 図解 内臓脂肪がごっそり落ちる食事術』

【書誌情報】
『肥満治療の名医が教える 図解 内臓脂肪がごっそり落ちる食事術』
著:土田 隆

「最近太ってしまった」、「色々な方法を試したけどなかなか痩せない」、「健康診断の数値も悪くなっている」……。運動不足やストレス、暴飲暴食など原因はさまざまですが、いつの間にかぽっこりおなかになってしまっていたり、病院でメタボの判定を受けてしまった、なんて方も多いのではないでしょうか。しかし痩せようと思っても思うように結果が出なかったり、ストレスから食べ過ぎてしまったり、なかなか継続するのは難しいもの。ですが、その状態を放っておくと内臓脂肪が蓄積して生活習慣病になったり、さらには重度の病へ発展することもあります。そんな悩みを持つ人に向けて、長年肥満治療を行ってきた医師が考案した、ストレス無く痩せてリバウンドもしない『内臓脂肪が落ちる最強プログム』を紹介します。そもそも今の現代人の食事量は多く、その結果として胃が大きくなってしまっていることもあるため、胃のサイズを正常化して自然と痩せていく体作ります。また、たんぱく質をしっかり取り、筋肉と代謝をアップさせて脂肪を消費するための本書オリジナル『内臓脂肪燃焼 万能ふりかけ』の作方も紹介!あらゆる食事に振りかけるだけで高たんぱく食に早変わりする魔法のようなふりかけで、みるみる体が変わります。そのほか、痩せるために必要な生活習慣や、代謝を上げるために一番鍛えるべき「広背筋」の鍛え方までしかあり解説します。誰でも簡単に痩せられて継続しやすいメソッドなので、体型が気になる方にはぜひ手に取って頂きたい一冊です。

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