報徳が完封で初戦突破 次戦、4強かけて大阪桐蔭と激突 秋季高校野球近畿大会

報徳-奈良大付 4回、間木(手前右端)が3人で抑え、笑顔の報徳ナイン=大阪シティ信用金庫スタジアム(撮影・笠原次郎)

 来春の選抜高校野球大会につながる秋季近畿地区大会が21日、大阪シティ信用金庫スタジアム(大阪市此花区)で開幕し、第2試合で兵庫1位の報徳は奈良大付(奈良2位)に2-0で勝利し、2年連続で8強進出を決めた。

 秋の兵庫県大会を2連覇した報徳は0-0の五回、暴投で先制。八回は橋本の犠飛で追加点を挙げた。先発間木は力強い直球を武器に4安打しか許さず、13三振を奪って完封した。

 第1試合では、近畿大会3連覇を狙う大阪桐蔭(大阪1位)が高田商(奈良3位)に6-0で快勝。28日の準々決勝で報徳と対戦する。

 兵庫勢の残り2校は28日に登場。県大会準優勝の須磨翔風は、第1試合で智弁学園(奈良1位)と当たる。兵庫3位の社は第2試合で耐久(和歌山1位)と公立校対決。両試合の勝者は29日の準々決勝で激突する。

 近畿大会の戦績は来年3月開幕の選抜大会出場校を決める重要な選考資料となる。近畿の一般選考枠は6。近畿2府4県の府県大会を勝ち抜いた代表16校が参加し、順調に進めば11月4日に決勝が行われる。(初鹿野俊)

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