「活字に親しんで」試読紙配布 新聞週間でPR、佐賀県支部新聞公正取引協議会

試読紙の入った袋を手に取る親子=佐賀市のモラージュ佐賀

佐賀市 新聞週間(15~21日)に合わせ、佐賀県支部新聞公正取引協議会は20日、佐賀市のモラージュ佐賀で試読紙を配布した。若い世代や子どもたちに新聞に親しんでもらおうと、買い物客に試読を勧めた。

 佐賀、西日本、朝日、毎日、読売、日本経済の6紙のうち2紙をセットにして計240部用意し、買い物客に配った。親子で訪れていた佐賀市の宮田亜希子さん(40)は試読紙を受け取り、「紙で読んだ情報はネット記事などに比べて、記憶に残る。普段から新聞を読むように心がけたい」と語った。長男の湊太ちゃん(5)は「来年小学生になるので、勉強のために読んでみたい」と笑顔を見せた。

 同協議会の野田豊事務局長(68)は「若い世代は新聞を読まない人が増え、活字離れが進んでいる。この機会に新聞に触れて、興味を持ってほしい」と期待を込めた。

 同協議会は佐賀新聞社などの新聞社6社と新聞販売店で構成する。(坂本有佐)

© 株式会社佐賀新聞社