学校生活の笑顔切り取る 県高校総文祭写真展、22日

県内11校から集まった102点が並ぶ会場=佐賀市の県立博物館

 第35回佐賀県高校総合文化祭(総文祭)の写真展が、佐賀市の県立博物館で開かれている。11校の生徒が撮影した102点が並び、新型コロナ禍を経て取り戻しつつある高校生の笑顔を記録している。22日まで。

 体育祭や部活動など、復活した学校行事で同級生らの表情を撮影した写真が多く集まった。九州産業大(福岡県)の写真・映像メディア学科で教える荒巻大樹さんを審査員に迎え、特選3点、準特選5点、佳作20点を選んだ。

 貞包理乃さん(佐賀学園高3年)は白熱する体育祭の棒引きを活写して特選を受賞し、3年連続で九州大会に出場する。平愛実さん(佐賀北高通信制4年)は「母親を意識して選んだ」という組写真で、山北京佳さん(武雄高1年)は子どものけんかの一瞬を捉えた作品でそれぞれ特選を受けた。

 荒巻さんは「審査員が変われば受賞作も変わる。選ばれなかったからといって良くない作品ではない」と高校生にエールを送った。(花木芙美)

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