【菊花賞/穴ライズ】「あの走りがフロック視されるなら、妙味たっぷり」 前日“8人気”前後の穴馬

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春のクラシック戦線は7着、14着といいところなく惨敗。ただ、いずれもスタートで後手を踏み、後方からの競馬を強いられたもので、この馬の持ち味がまったく活きなかった。敗因が明確なだけに、そう悲観するものではない。

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前走の札幌記念でもスタートはイマイチ。それでもサッと内に潜り込み、コーナーワークで先頭に立って直線を迎えると勝ち馬プログノーシスには及ばなかったものの2着に入る大健闘を見せた。斤量差があったとはいえ、古馬の一線級相手に互角以上の走りができたのは素晴らしいのひと言だ。

弥生賞ではのちのダービー馬タスティエーラから0秒2差の2着、昨年末のGI・ホープフルSでも2着と、脚力は世代トップレベル。牝系からは天皇賞・春を含むGI7勝の実績を誇るテイエムオペラオーほか、半兄に万葉S勝ちのステラウインドなど、長距離戦で結果を残した馬が多数並んでいる。前走の走りがフロック視されるなら妙味はたっぷり。この人気なら積極的に買いたいダークホースだ。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。

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