紙コップ工作や新聞紙遊び満喫 児童と演出家 ハレノワで体験講座

紙コップや発泡スチロールを使って工作を楽しむ子どもたち

 小学生が演劇やダンスで活躍するアーティストと遊ぶワークショップ「ハレノワひろば」が21日、岡山芸術創造劇場ハレノワ(岡山市北区表町)で始まった。初回は劇団「東京デスロック」主宰者で演出家の多田淳之介さん(47)が遊び相手となり、じゃんけんゲームや工作を楽しんだ。

 場所と新聞紙やダンボール、テープなどの材料が用意されているだけで「誰とどんな遊びをするか」は参加した子ども12人が決めるルール。鬼ごっこやじゃんけんをして仲良くなった後、割り箸の模型や紙コップタワーを作ったり、豪快に破った新聞紙を舞い上げたりして楽しんだ。

 同市立御南小1年女子(7)は「学校や家でも工作が大好き。大きな発泡スチロールを使った工作が楽しかった」と笑顔だった。

 多田さんは「劇場で自由に遊んだ経験が芸術に親しむきっかけになれば」と話した。

 ハレノワを運営する公益財団法人岡山文化芸術創造が、劇場を身近に感じてもらおうと企画した。来年2月まで月1回のペースで開く予定。

多田さん(左)と新聞紙で遊ぶ子どもたち

© 株式会社山陽新聞社