EV車のレンタル開始 28、29日試乗会 脱炭素社会へ新事業 ベルライム

ベルライムが導入したEV車。まだまだ導入が少ない地方で、EV車を知る機会になってほしいと願っている(同社提供)

インテリア家具や雑貨のアウトレットなどを手がけるベルライム(黒田幸照社長)は11月から、電気自動車(EV)車のレンタカー事業を始める。今月28、29の両日、上越店(上越市飯)で試乗会を行う予定。申し込み、問い合わせは同店(電025・520・7306)へ。

アウトレットのほか、総合美容やリフォームリペアなどを手がける同社。多角経営と今後の脱炭素化社会を見据え、EV車に特化したレンタカー事業を始めることにしたという。

レンタルするEV車は、テスラの「モデル3」。エンジン始動時、稼働中の震動はほとんどなく、走行音も静か。車両情報は液晶パネルに表示され、ハンドル以外の操作の多くがボタン式となっている。航続距離は629キロ(ロングレンジAWD)、15分で282キロ分を充電可能だという。

黒田社長は「完全電気式自動車のレンタルはまだあまりなく、地方では乗る機会も少ない。まずは試乗会が知るきっかけになってほしい」と話し、「高齢者が主な想定顧客層。脱炭素社会への貢献と、会社の収益にもつなげていきたい」と願った。

© 株式会社上越タイムス社