最終日も裏街道 松山英樹は今週自己ベスト「68」も失意

松山英樹は順位を上げたが優勝争いからは脱落ムードに(撮影/大澤進二)

◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ 3日目(21日)◇アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉)◇7079yd(パー70)◇晴れ(観客8066人)

初日、2日目までとは違う北からの風が吹いた。松山英樹の後半6番(パー5)、前日は「完ぺきだった」という1Wショットはこの日、向かい風を受けて右サイドの池に消えた。アウトで唯一のパー5、伸ばしたいホールでのボギーは痛かった。

続く7番(パー3)で3m弱のチャンスを生かし、バーディを取り返したもののロースコアには繋ぎきれなかった。61位から3バーディ、1ボギー「68」。今週の自己ベストスコアで通算3オーバーの43位に順位を上げたところで満足いくはずがない。

裏街道でも大ギャラリー(撮影/大澤進二)

18ホールのうち14ホールでパーオンに成功。全体2位の77.78%をマークしてもグリーン上で波に乗れなかった。右サイドの林から絶好機をつくった前半15番、また18番(パー5)で沈めたバーディパットも2m以内。残された18ホールは早い段階でパッティングの感覚をつかみたい。

最終日も10番スタートの“裏街道”を歩く。「ZOZO」では初めての経験。引き連れる大ギャラリーに、せめて納得のいくプレーを最後に見せたい。(千葉県印西市/桂川洋一)

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