秋を彩る1万鉢 茨城・笠間、菊まつり開幕

菊まつりの主会場、笠間稲荷神社の参道には青空に映えるアンブレラの演出も=笠間市笠間

茨城県笠間市の秋の風物詩「笠間の菊まつり」が21日、同市笠間の笠間稲荷神社などで開幕した。同神社を中心に、門前通りや市かさま歴史交流館井筒屋で、早咲き、中咲き、遅咲きの菊花約1万鉢がリレーしながら、観光客を迎える。11月26日まで。

同まつりは、市や商工団体などでつくる「笠間の菊まつり連絡協議会」(本間敬会長)が主催。もともとは明治後期に同神社が始めたもので、今年で116回目となった。

主会場の同神社境内には、立菊(たちぎく)や懸崖(けんがい)菊などの菊花を約5千鉢展示したほか、大河ドラマ「どうする家康」などにちなんだ菊人形も飾られた。現在は早咲きの小菊が会場を彩っており、同協議会事務局によると、11月初旬には他の品種も咲きそろうという。

同神社では同日、開場式を実施。山口伸樹市長は、茨城デスティネーションキャンペーン(DC)にも触れ「お客さんをしっかりと迎え、笠間の秋を満喫してもらえるよう取り組みたい」と話した。

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