英有名ロックバンド メンバーの死をきっかけにアルバム制作決意 21年に咽頭がんで他界 

イギリスの超有名ロックバンドのザ・ローリング・ストーンズがニューアルバムを作ろうとしたきっかけは、チャーリー・ワッツの死だったという。20日に18年振りとなるオリジナルアルバム『ハックニー・ダイアモンズ』をリリースした同バンド、収録曲の『メス・イット・アップ』『リヴ・バイ・ザ・ソード』でチャーリーはドラムを叩いている。

2021年8月に咽頭がんにより80歳で他界したチャーリー、キース・リチャーズがザ・サン紙に語ったところによると、チャーリーの死をきっかけにメンバーらはスタジオ入り、コンサートではドラマーのスティーヴ・ジョーダンがスムーズに代わりを務めてくれたという。「俺たちを、レコードを作らなくてはという状態にさせたんだ。そして昨年ヨーロッパツアーとハイド・パークでのコンサートでは、スティーヴ・ジョーダンがスムーズに入ってくれてバンドはかなりいい状態だった」「ミックはレコードに関して俺に同意してくれた。『よしスタジオに入ろう。このプロジェクトを実現させる。AからBまで通し、完成させる』ってなったのさ」「素晴らしいものができたが、アルバムになるとは全く思っていなかった。今回俺たちはぶっ続けで終わらせたんだ。俺はまだ回復中さ!」

そしてチャーリー参加の『リヴ・バイ・ザ・ソード』には同バンドのベーシストで1993年に脱退したビル・ワイマンも参加、キースは「(新作には)きちんとした繋がりがある」「チャーリーとやったものを出すことが俺たちにとって重要だった」と続けた。

2005年の『ア・ビガー・バン』以来となる同新作には他にもレディー・ガガとスティーヴィー・ワンダーが『スウィート・サウンズ・オブ・ヘブン』、ポール・マッカートニーが『バイト・マイ・ヘッド・オフ』に参加している。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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