上三川町で見つかった女性の遺体 千葉県の15歳の高校生と判明

 上三川町でレンタカーの後部座席から女性の遺体が見つかった事件で、栃木県警は21日、女性は千葉県柏市に住む15歳の高校生と判明したと発表しました。

 この事件は10月19日午前3時ごろ、上三川町坂上で路上に止まっていたレンタカーを不審に思ったパトロール中の警察官が運転していた男に職務質問をしたところ、車内から女性の遺体が見つかり、埼玉県熊谷市の無職、安栖達也容疑者(28)が死体遺棄の疑いで現行犯逮捕されたものです。

 県警は21日、DNA鑑定により女性の身元が、千葉県柏市に住む15歳の高校1年生と判明したと発表しました。

 発見当時、女子高生は、通っていた高校の制服とみられる服を着ていて、車の中から見つかった所持品に氏名が書かれていたということです。

 女子高生の家族は「突然大切な娘を亡くし、今はとても混乱しております。事実を知りたい気持ちはありますが、まだ現実として受け止められず、何も考えられません」と警察を通じて報道機関にコメントを発表しています。

 死因は首が締まったことによる窒息死で、発見時、死後2日前後が経過していたことから、警察は死亡したいきさつについて安栖容疑者が何らかの事情を知っていると見て、殺人の疑いも視野に慎重に捜査を進めています。

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