「少年時代のよう」今季ミラン加入のロフタス=チークは心身ともに充実「自分らしくプレーできている」

[写真:Getty Images]

元イングランド代表MFルベン・ロフタス=チークがミランで心身ともに充実しているようだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

今夏チェルシーからミランへ完全移籍したロフタス=チーク。身長191cmと大柄ながらもボール捌きに長けた27歳は、下部組織時代から過ごしたチェルシーで決して出場機会が少なかったわけではないものの、違いを生み出す存在にはなれず、不動の定位置を築けなかった。

チーム状況に応じて本職のセントラルハーフだけでなく、サイド起用も難なくこなしたユーティリティ性が影響した感もありそうだが、ミランに来てからは主に[4-3-3]の中盤で定位置を確保。イタリア『SportWeek』のインタビューではその快適さを隠さず語る。

「ロンドンでは思うようにプレーできなかった。自分を最大限に表現できないポジションでピッチに立つこともあったからね。とりわけ昨シーズンは複雑だったよ。けど、今僕の心は自由に舞い、とても自分らしくプレーできている」

「何にも気を取られず、ただひたすらサッカーに夢中になっていた少年時代のようだ…ピッチに立つ精神状態としては最高の気分だよ。ピッチで試合を最大限に楽しみたい。これこそがチームのために一生懸命働く喜びへと変わるんだ」

ステファノ・ピオリ監督から信頼を得て輝きを放っているロフタス=チーク。ただ、内転筋を痛めてインターナショナル・マッチウィーク前の公式戦2試合を欠場しており、元々ケガが少なくない選手だけに、この点についてはチームとして注意してもらいたいところだ。

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