MVP杉本、日本Sへ不安も 一塁まで走塁できず途中交代

6回、適時二塁打を放ち、ポーズをとるオリックス・杉本=京セラドーム

 プロ野球パ・リーグのクライマックスシリーズ第4戦でオリックスの杉本が2―0の六回、左翼フェンス直撃の適時二塁打を放ち、貴重な追加点をもたらした。「相手の守備位置も見ながら、冷静に打席に入ることができていた」と振り返った。レギュラーシーズンでは不振で2軍に降格した時期もあったが、今CSは4試合連続で快音を響かせ、打率4割2分9厘で最優秀選手に選ばれた。

 日本シリーズに向けては不安も漂った。八回に遊ゴロを打った際に下半身を痛めたとみられ、一塁まで走塁できず途中交代した。

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