リヴァプール、サラーの2ゴールでダービーマッチに勝利 遠藤航はベンチ入りも出番なし|プレミアリーグ

写真:PKを含む2ゴールを挙げたサラー

10月21日、プレミアリーグ第9節のリヴァプール vs エヴァートン、「マージーサイド・ダービー」の試合がアンフィールドで行われた。

リヴァプールはアンカーの位置にアレクシス・マクアリスターが入り、遠藤航はベンチスタート。コーディ・ガクポがメンバー外となった最前線にはディオゴ・ジョタが、アンディー・ロバートソンが右肩の負傷で離脱となった左サイドバックにはコスタス・ツィミカスが入った。エヴァートンは守護神ジョーダン・ピックフォードや最前線のドミニク・カルバート=ルーウィンなどが先発に名を連ねた。

開始30秒あまりでカルバート=ルーウィンがヘディングシュートを放ち、リヴァプールもモハメド・サラーがドリブル突破を図るなど、立ち上がりから両チームが見せ場を作る。

13分にはリヴァプールが相手のCKを跳ね返したところからカウンターを発動。ドミニク・ソボスライがボールを運んで左サイドに流し、ルイス・ディアスがシュートを放ったものの、アシュリー・ヤングが必死に戻ってブロックし事なきを得る。

その後は両チームともに攻めあぐねる展開となる中、37分にはディアスがドリブルでの勝負を仕掛け、対面のヤングがファウルで阻止。このプレーでヤングに2枚目のイエローカードが提示されて退場処分となり、エヴァートンは前半から数的不利の状況に陥って前半を終える。

1人少ないエヴァートンはジャック・ハリソンをマイケル・キーンに、ドワイト・マクニールをネーサン・パターソンに代え、5-3-1の守備的な布陣にシフトチェンジし後半に突入。これによりリヴァプールがボールを保持する時間はさらに長くなる。53分にはペナルティーエリア内でサラーとライアン・フラーフェンベルフが連続シュートを放ったが、いずれもエヴァートンの守備陣が体を張ってブロックした。

71分、ディアスがペナルティーエリア内でボールを持ち、切り返したところでパターソンに倒されたように見えたが、ここはノーファウルの判定。72分にはディアスのクロスがキーンの手に接触。主審は同じくノーファウルのジャッジを下したが、VAR介入の後にオンフィールドレビューが行われ、ハンドに変更となる。これで得たPKをサラーが豪快に蹴り込み、75分にリヴァプールが先制する。

エヴァートンも選手交代をしながら反撃に転じようとするが、リヴァプールは無理をせずにボールを回し、時計を進ませていく。そして試合終了間際、相手の攻撃をしのいだリヴァプールはカウンターで途中出場のダルウィン・ヌニェスがボールを運び、ラストパスを受けたサラーが丁寧に流し込んで万事休す。

最後までリヴァプールがゲームをコントロールしたままタイムアップを迎え、マージーサイド・ダービーに勝利した。

次節、リヴァプールはホームでノッティンガム・フォレストと、エヴァートンはアウェーでウェストハムと対戦する。

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◉試合結果

リヴァプール 2-0 エヴァートン

1-0 75分 モハメド・サラー(PK/リヴァプール)
2-0 90+7分 モハメド・サラー(リヴァプール)

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