【日本三大金運神社】石川「金剱宮」・山梨「新屋山神社」・千葉「安房神社」が挙げられるワケとは?

日本各地には金運アップが期待できるパワースポットが数多く存在しますが、日本三大金運神社に挙げられるのは、石川県の「金剱宮」、山梨県の「新屋山神社」、千葉県の「安房神社」です。しかし、なぜこの3社が選ばれたのでしょうか? その理由と、それぞれの歴史や見どころをご紹介します。旅行の際に気になる神社を訪れるのもよさそうですね。

日本三大金運神社を決めたのは誰!?

日本三大金運神社とされる、石川県の「金剱宮」、山梨県の「新屋山神社」、千葉県の「安房神社」。

コンサルティング会社として世界初の株式上場を果たし、著作は400冊を超える舩井幸雄氏が、生前「お金に困りたくなかったらここを訪れなさい」といっていたのが、この3社だったそうです。

いずれも「イヤシロチ(弥盛地)」と呼ばれる、エネルギーに満ちた、居心地の良い場所にあり、参拝するとパワーアップし、金運が高まるとか。

それぞれの神社をチェックしていきましょう。

知る人ぞ知る金運アップの神社!「金剱宮」(石川県白山市)

Asturio Cantabrio.jpg), CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

古くは「劍宮(つるぎのみや)」といわれていた「金剱宮(きんけんぐう)」は、紀元前95年に創建されたと伝えられています。古来、白山七社のひとつに数えられ「白山第一王子」とも称されています。源平合戦の際、木曽義仲が大勝のお礼参りをしたり、奥州へ向かう源義経が参拝したりと、記録や口伝が豊富です。

また、神輿、絵馬など多くの宝物が市文化財に指定されているほか、境内のウラジロガシ林は県天然記念物になっています。さらに源義経が座ったと伝えられる「義経腰掛石」や亀のように見える「亀石」も!

毎年10月上旬には、800年の歴史があるとされる「ほうらい祭り」を開催。武者をかたどった人形を台木に載せた高さ5mほどの造り物や獅子舞が、この神社の名前の由来にもなった鶴来(つるぎ)の町を練り歩きます。夜には、造り物が灯りで照らされ、昼間とは異なる表情を見せてくれますよ。

こちらの古社には実際に訪れたことがありますが、山間の国道103号線沿いにある神社で、静かで荘厳な雰囲気が漂っていました。社殿にガラスが張られているのも特徴的。知る人ぞ知る金運アップの神社で、参拝に訪れる人が後を絶たないそうです。

金剱宮

住所:石川県白山市鶴来日詰町巳28

交通アクセス:北陸鉄道「鶴来駅」から徒歩約10分

公式サイト:https://www.ishikawa-jinjacho.or.jp/shrine/j0899/

日本屈指のパワースポットとして人気!「新屋山神社」(山梨県富士吉田市)

今日は七月十七日月次祭です。夜来の雨も上がり気温が上がりそうです。奥宮は虫に悩まされています。各自での防虫対策をしてお出で下さい。本宮は午後2時より月次祭 参加受付は一時半より、20人になり次第に締め切りとなります。ご承知おき下さい pic.twitter.com/pe13vDvF1L

— 新屋山神社 (@araya_yamajinja) July 16, 2017

原生林が繁茂する雁ノ穴溶岩流台地の上に位置する「新屋山神社」は、地元では「ヤマノカミサマ」と呼ばれ親しまれています。古くから山を守る神、産業の神として地域の林業、農業に携わる人々や職人などに信仰されてきたのです。1534年に創建され、富士山2合目には奥宮もあります。

近年では「金運神社」「日本屈指のパワースポット」として大人気に。参道にはお礼に奉納された鳥居が並んでいます。金運アップを祈願する際は、お参りの作法が書いてありますので、それに従いましょう。本宮にお参りをした後、富士山2合目にある奥宮に行くのもおすすめ。富士山の澄み切った空気の中、参拝ができますよ。本宮と奥宮それぞれで、御朱印をもらうことができます。

また、地元には「山の神は生き神様だから木の葉一枚でも採ってはならず、採ると祟りやバチがあたる」「山の神の木を伐ったら必ず植えておく」といった言い伝えも残っています。

さらに富士山麓の神社7社(冨士御室浅間神社・冨士山小御嶽神社・新屋山神社・北口本宮冨士浅間神社・新倉富士浅間神社・小室浅間神社・山中諏訪神社)を巡り、7つの神玉を集めるのも楽しそうです。これを達成したら、巡拝達成証明書を発行してもらえますよ。神玉を通して持つことのできる「神紐」を授かることも可能です。

新屋山神社

住所:山梨県富士吉田市新屋4-2-2

交通アクセス:富士急行「富士山駅」から富士急バスに乗車「新屋公民館入口」下車、徒歩約5分

公式サイト:http://www.yamajinja.jp/index.html

日本のすべての産業創始の神を祀る「安房神社」(千葉県館山市)

©(公社)千葉県観光物産協会

日本のすべての産業創始の神である天太玉命(あめのふとだまのみこと)を祀る「安房神社」は、紀元前660年が始まりとされています。神武天皇の命により、天富命(下の宮御祭神)は、肥沃な土地を求め、阿波国に住む忌部氏の一部を連れて海路黒潮に乗り、房総半島南端に上陸。ここに麻や穀を植えたと伝えられています。

天太玉命は、あらゆるものを生み出す神様で、ものづくり、社運アップ、事業繁栄、商売繁盛、技術向上、学業向上などのご利益が期待できます。

境内には神明造りの本殿・拝殿をはじめ、天富命・天忍日命を祀る下の宮、巨大な海食岸をくり抜いて創建された厳島社、大物主神を祀る琴平社などがあります。さらに御神池のそばに佇む「あづち茶屋」では、ゆっくりと休憩することができますよ。樹齢約500年の御神木もお見逃しなく!

すべての環境や状況が穏やかに丸く収まるようにという願いが込められた「円満の御守」、金運を引き寄せる「金運守」、身につけると幸せを招くといわれる「勾玉守」といったお守りも要チェックです。

安房神社

住所:千葉県館山市大神宮589

交通アクセス:JR「館山駅」からJRバス「神戸経由・安房白浜行」に乗車「安房神社前」下車、徒歩約5分

公式サイト:http://awajinjya.org/

[参考]

舩井幸雄記念館 / 舩井幸雄のあゆみ

ゆほびかweb / 船井幸雄氏推奨【3大金運神社】①新屋山神社~富士山のふもとで山の神を祀る

[Photos by Shutterstock.com]

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