田村淳、安保理でアメリカと歩調を合わせなかった日本を評価

21日放送の『ロンドンブーツ1号2号 田村淳のNewsCLUB』(文化放送)で、お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳が、国連安保理でアメリカと歩調を合わせなかった日本を評価した。

番組では、「今週の気になるニュース」では、18日に国連安全保障理事会でブラジルが提案した、イスラエルとハマスの戦闘中断を含めた人道支援プランについてアメリカが拒否権を発動した件について扱った。

この決議に関しては、イギリスやロシアが棄権し、現在非常任理事国として安保理に参加している日本は、他の12か国と共に賛成に回った。

コーナーゲストである経済アナリストの森永康平氏は現在ロシアへ制裁中で、中東からの石油依存度が9割を超える日本がアメリカと共同歩調をとらなかったことに関して、一定の評価をした。というのも、アメリカと日本の中東での評価が下がり、そこに中国やロシアが入り込もうとすることを警戒するのも大事だからだそうで「頭を使ってそういう方針をとったのならば、ファインプレーなんじゃないかなと」と語った。

淳もこの件に関しては「これはアメリカの言いなりじゃないんだというところも含めて、言われたらそうだなと思うしバランスを取れる一手を日本が打てたということが、世界的に見ても日本のポジションが凄く重要なんだって映りますよね」と語った。

中国、インド、そして東南アジア諸国が経済発展し、年々経済的な影響力で日本の存在感が薄れていくなかで、こうした方針を取ったことに関して森永氏は「ある意味でのスタンドプレイ。『日本はこう考えてます』というのを表明できたのはいいと思いますけどね」と評した。

すると淳は「命令されてなきゃいいですけどね、アメリカさんに。『俺反対いくから、お前賛成に行ってバランス取れよ!』って(アメリカが)言って、『わかりました賛成に行っときます』ってなってたら嫌ですよね(笑)。実情どうなのかわからないですけど」と話したのだった。

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