ロンドンにハマス構成員 市民権得て活動か

 【ロンドン共同】22日付英紙サンデー・タイムズは、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマス所属の男性(62)がロンドン北部の公営住宅を購入し、居住していると報じた。1990年代に英国に逃亡し、その後、英国の市民権を取得。入国後も活動を続けているとされ、自由な行動を認めている英内務省や治安当局に疑問を投げかけている。

 同紙によると、男性は2013~17年にハマス政治部門に所属。米司法省は、男性をイスラエルにおけるテロ活動の資金提供の共謀者としてリストに載せ、「ヨルダン川西岸地区のハマスの軍事責任者」であり、同地区のテロ活動の責任者としている。

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