愛猫のために「ペット保険」は入った方がいい?迷ったら考えるべき3つのポイントと選び方

ペット保険のメリット

ペット保険の最大のメリットは、ケガや病気で治療を受けた際の治療費の自己負担額が減ることです。

人間が病院を受診すると、健康保険がありますので治療費の一部を支払いますよね。しかし、猫が病院で治療を受けた場合、飼い主さんが治療費を全額支払わなければなりません。

ペット保険に加入していれば、治療費の一部を保険会社が負担してくれますので、急に治療が必要になった場合でも飼い主さんの負担を軽減することができます。

さらに、高額な治療費が気になって受診をためらう必要がなくなりますので、病気の早期発見にもつながります。

自己負担額が減ることで治療の幅も広がりますので、愛猫の症状に合った治療を諦めなくてよくなるかもしれません。

ペット保険のデメリット

メリットの多いペット保険ですが、いくつかデメリットも存在しますのでご紹介いたします。

高齢になると病気やケガのリスクが高くなりますので、猫の年齢が上がるにつれて保険料が高くなっていく場合が多いです。

さらに、年齢が高くなるほど加入できる保険が限られてくることも考慮しなければなりません。ペット保険に加入していても、補償の対象外となる治療や手術もありますので注意が必要です。

以下は、補償対象外の治療の一例です。

  • ワクチン接種
  • 定期健診
  • 歯の治療
  • 避妊、去勢手術
  • 妊娠、出産による入院や手術

ほかにも、すでに持病があったり、特定の病気の治療は補償の対象外である場合もありますので、ペット保険に加入する前に確認するようにしましょう。

ポイント1:健康状態、かかりやすい病気で選ぶ

ここからは、ペット保険選びに迷ったときに参考にしていただきたいポイントを3つご紹介いたします。

猫の年齢や種類によってかかりやすい病気が異なります。さらに、年齢や猫種によって保険料が大きく異なりますので注意が必要です。

そのため、愛猫がどのような病気にかかりやすいのか事前に確認しておくことをおすすめします。

かかりやすい病気やケガを把握することで、どのようなプランが愛猫に合っているのかを考える目安になりますので、保険選びがスムーズになるかもしれません。

ポイント2:通院補償の有無

ペット保険には、通院補償があるものとないものが存在します。通院補償がないペット保険は、入院や手術は補償されますが、通院は補償の対象外となります。

猫が体調を崩した場合、「治療費が高額だったらどうしよう」と金銭面の不安から受診をためらってしまい、症状が進行したり悪化する可能性も考えられます。

その点、通院補償があるペット保険に加入しておくと、猫の体調に不安が見られた際に気兼ねなく診てもらえますし、病気の早期発見につながります。

ペット保険選びに迷ったときは、通院補償の有無も判断するポイントになりそうです。

ポイント3:保険金の受け取り手続きが簡単かどうか

保険金の請求方法は保険会社によって違いがあり「直接請求」と「窓口請求」の2種類に分かれています。

直接請求は、飼い主さんが一度治療費を全額立て替える必要があります。その後、動物病院で発行された領収証などの必要書類を保険会社に送付し、後日保険金を受け取る形になります。

窓口請求は、保険証を提示すると動物病院の窓口で保険金の清算が行われます。治療費から保険金を差し引いた金額を支払いますので、一時的に治療費の全額を立て替える必要がありません。必要書類を保険会社に送る手間がかからないことも、窓口請求のメリットとなります。

ただし、すべてのペット保険や動物病院が窓口請求に対応しているわけではありません。窓口請求に対応していない場合は、直接請求と同じ手順で保険金を請求しなければなりませんので、保険会社や動物病院で確認する必要があります。

まとめ

今回は、ペット保険選びに迷ったときに参考にしていただきたいポイントを3つご紹介いたしました。

ペット保険に加入することで、治療費を懸念して動物病院の受診をためらう必要がなくなります。気軽に獣医師に診てもらうことで、病気の早期発見につながりますし、受けたい治療を諦めなくてよくなるかもしれません。

愛猫と長く一緒に暮らしていくためにも、愛猫に合ったペット保険を選んで病気やケガに備えておくと安心ですね。

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