こんにちは。内田友賀です。
皆さんは愛犬の指の数を、数えたことがありますか?
大切なのは、本数の知識を得ることではなく、そこからどれだけの学びができるかという探求心を持つことです。
今日は、犬の飼い主でも知らない人が多い「犬の指(爪)の数」の雑学のお話です。
さて、犬の指の数は何本あるでしょうか?
授業でも、子どもたちに数えてもらうシーンがあります。
それぞれの介在犬の前足、後ろ足の爪の数を足して…
「16本だったよ~!」
「えー? 18本だよ!」
と、グループごとに様々な答えが出てきます。
実は、どれも正解!
犬は犬種によって16本、18本、20本と違うんです。
その違いは、人間では親指にあたる「狼爪(ろうそう)」が有るか無いか。
進化のタイミングで無くなる犬種もあれば、獣医さんやブリーダーさんの判断で生まれてすぐカットしてしまう子もいたりと、理由は様々です。
多くの犬種が、後ろ足の狼爪が退化しているなか、いまだに残っている犬種は、一体どんなお仕事をしてきたのでしょうか。そして、前足の狼爪は、なぜ上の方まで上がってきたのでしょうか。犬の“かかと”は、どこにあるのでしょうか。
そうやって、体の仕組みについて「なぜ」を考えることで、犬たちに秘められた歴史や能力に気づくことができます。
命は同じ。
けれど、体は全然違うんです。
私たち飼い主が、もっと犬の体にも興味を持って探求してみることで、犬が本来持つ素晴らしい能力や、生きていくうえで尊重すべき本能や欲求が見えてきます。
そのためには、まず愛犬の体を触らせてくれる関係を作ること。
しかし、指先は犬にとって情報収集のため、敏感で大切な場所です。
普段、触られ慣れていない子や繊細な子の場合、手を引っ込めてしまうこともあります。
手に触れる。本当に些細なことですが、こんなところにも愛犬との関係をより良くするヒントが隠されているのです。
これって、人間関係でも同じこと。
好きな相手のことを知りたいと思う気持ちや、もっと仲良くなりたいと思う気持ち。まして、触れたいという気持ちが一方的なものだと、嫌がられてしまいますよね。
(うさぎさん、キミの指の数を教えて❤)
相手に受け入れてもらうためには、思いやりや敬意の気持ちが大切なんです。
ぜひ、愛犬の足、鼻、耳、口、たくさんの場所を観察して「なぜ?」を見つけてみてください。
さて。
ぽん太のウサギさんへの想いは、いつ届くのでしょうかね(笑)。
Lots of love.