ファジ 自動昇格の可能性が消滅 後半ロスタイム 山口に同点許す

後半ロスタイム、山口に直接FKで追い付かれ、肩を落とすファジアーノ岡山の柳育崇(5)ら=維新みらいふスタジアム

 明治安田J2第39節最終日(22日・維新みらいふスタジアムほか=9試合)前節9位のファジアーノ岡山はアウェーで山口と2―2で引き分け、3試合勝利なしとなった。勝ち点56(13勝17分け9敗)で10位に後退。今節で自動昇格する2位以内の可能性が消滅し、5位以下が確定した。

 首位の町田はJ1初昇格を決めた。熊本を3―0で下して勝ち点を78に伸ばし、2位以内を確定させた。J1初昇格チームが誕生するのは、2017年にJ2で2位となって翌シーズンにJ1を戦った長崎以来。

 磐田は徳島に3―0で勝ち、東京Vは千葉に3―2で逆転勝ちしてともに勝ち点68。

山口2―2岡山

前半1―0

後半1―2

 【評】ファジアーノ岡山は土壇場で同点弾を浴びた。2―1の後半ロスタイム、ゴール正面のFKでネットを揺らされた。前半28分、スローインを起点に先制を許しながら後半16分に混戦からムークが決めて振り出しに。さらに39分、ルカオのシュートのこぼれ球を坂本が流し込んだ。気迫を前面にゴールに迫って逆転しただけに勝ちきりたかった。チアゴアウベスのPK失敗も痛かった。

 山口は好機を確実に仕留めた。

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