鳥取発の幻丼!日本海が見える店でいただく「モサエビ丼」の美味しさを伝えたい

旅人へひとこと

「鳥取県でしか食べられない幻の逸品!」とも言われる「モサエビ」の魅力をお伝えする記事です。

「モサエビ」という幻を求めて

幻のグルメ

と聞くと「またまた大袈裟な」と感じるかもしれません。でも、こちら鳥取には本当に幻の食材があるんですよ。その名も「モサエビ」。漁獲量が少なく希少で、さらに傷みやすくてデリケートなこともあってなかなか県外に出回りません。正式には「クロザコエビ」という名のモサエビは「猛者海老」と書くので強いのか弱いのかわからない、つかみどころのなさも魅力かもしれません。

漁獲の季節も9月から5月と限られています。梅雨から真夏の季節は諦めないといけませんが、食欲の秋とモサエビの秋到来ということで食べに行ってきました。訪れたのは鳥取県中部は琴浦町にある『魚料理 海』。店名の通り、日本海のすぐ近くにあるお店で週末はとても混み合います。目印は「日本海を食べに来てごしなれ」という方言丸出しの看板です。

店内から日本海が見える最高のロケーション

お店に入るとすぐに新鮮な海の幸が並びます。海鮮系の料理屋さんなのに海鮮をお土産に買えてしまうのはなかなか珍しいのではないでしょうか。季節によって並ぶ魚が変わるのでいつ訪れても楽しいですね。

入って右に進むとテーブル席があり、その奥にお座敷席があります。お座敷席からは日本海が見えますよ。

店内にはモサエビが紹介された記事も掲示されています。ここにも「幻のえび」と書かれていますね。料金は1,850円。

ちなみに、この『魚料理 海』ではシーズンオフの6月から8月もモサエビをいただくことができます。ただし、シーズン中を含めて用意できない場合もあるので、確実にモサエビを食べたい方は事前の連絡をおすすめします。というわけで、いよいよ「モサエビ丼」を実食していきます。

「日本海の歓喜」と言いたくなるビジュアル

来ました、「モサエビ丼」です。

どうですか?このビジュアル。

エビ好きは絶対歓喜ですよね。もしサッカー界だったら「日本海の歓喜」と名付けられているはずです。ちなみに、ぼくはそれほどこよなくエビを愛する方ではないのですが、それでも「おー!」とテンションが上がりました。

で、いただいてみるともう本当にモサエビがぷりっぷりなんです!そして、エビそのものの甘味と旨味がダイレクトに感じられます。醤油のタレも絶妙でエビの甘さとのバランスが際立っていますね。海苔の風味も良きです。食べ進めると途中で大葉もひょっこり出てきますが、これがまた味変感があって美味しいんです。

こういう丼ものって、上にのっているものが少ないと残りのご飯の量を睨んで調節することがあるじゃないですか?この「モサエビ丼」にはその心配が要りません。「本当に幻?」と思えるほどたくさんモサエビがのっています。大満足間違いなし。鳥取に来たらぜひ、この幻の逸品をご賞味ください!

激レア食材をたっぷりいただける幸福感

旅に来たらその土地の、さらに貴重な食材を食べたいものですが、だいたいそういうものって高額かつ量が少なめだと思うんです。この「モサエビ丼」は希少な食材なのに千円台で、しかもサービス精神旺盛過ぎるほどのボリューム。写真映えもしますので、たくさん写真も撮って、画像を送ってお友達に自慢してください!

合わせ技の丼ぶりもあります!

せっかく来たからにはモサエビ以外の食材も食べてみたい!という方もいますよね。そういう方におすすめなのが、「モサエビ白イカ丼」や「鳴り石丼」。ご存知、日本海名物の白イカは間違いないですし、「鳴り石丼」は他の海の幸も同時に味わえます。ちなみに、名前は近くにある観光地『鳴り石の浜』が由来。石が波でコロコロ鳴る岩浜なのですが、よく鳴る→良くなる という音の響きで縁起のいいスポットとしても知られていますよ。

魚料理 海

〒689-2502 鳥取県東伯郡琴浦町別所267-1

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*この記事は2023年9月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:矢野竜広

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