JR東日本、自動走行モビリティの歩車共存性等についての実証実施

東日本旅客鉄道株式会社(以下、JR東日本)は10月18日、公道(歩道)上における自動走行モビリティの歩車共存性等についての検証を10月28日、29日に実施すると発表した。

同実証は、関西電力株式会社100%子会社であるゲキダンイイノ合同会社(以下、ゲキダンイイノ)の協力の下で実施する。検証する内容は、自動走行モビリティによる移動体験を通した街の魅力向上、および位置情報と連動した広告の有用性についてだ。

具体的には、ゲキダンイイノが提供する「iino type-S712(イイノ タイプ エス 712)」を活用し、乗車中やモビリティスポットで、高輪エリアの歴史や連携企業の商品に関する情報を発信。エリアの魅力向上や利用者の購買意欲、来訪意欲の向上につなげることができるかを検証する。また、同車両は、JR東日本が3月に実施した実証でも活用されている。

JR東日本、自動走行モビリティを活用した回遊性向上の実証実施

東日本旅客鉄道株式会社(以下、JR東日本)は、ゲキダンイイノ合同会社(以下、ゲキダンイイノ)の協力の下、自動走行モビリティおよび移動体験を通した街の回遊性の向上についての実証実験を実施する。2月22日付のプレスリリースで明かした。同実証の目的は、「高輪ゲートウェイシティ(仮称)」のまちづくりでのモビ...

なお、JR東日本は、今回の実証の結果を踏まえて、「TAKANAWA GATEWAY CITY」のまちづくりで実装するモビリティサービスや、街に設置するモビリティスポットの計画を深度化していくという。さらに、多様なモビリティの走行を可能にするモビリティプラットフォームを構築するとともに、都市OSとの連携を図る。そして、天候や混雑状況、施設内のイベントや個人の属性・嗜好などに応じて、最適な台数とルートで走行できるサービスの実現を目指すと述べている。

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