アストロズのB・アブレイユが異議申し立て 第6戦では登板可能に

日本時間10月23日、MLB機構は2試合の出場停止処分を科されたブライアン・アブレイユ(アストロズ)から異議申し立てがあったことを発表した。アブレイユは処分が確定するまでプレーを続行できるため、レンジャーズとのリーグ優勝決定シリーズ第6戦では登板可能となる。今後48時間以内に公聴会が開かれて処分が確定することになるが、「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者は、異議申し立ての結果、出場停止処分が1試合に軽減されることを予想している。

アブレイユは日本時間10月21日に行われたレンジャーズとのリーグ優勝決定シリーズ第5戦でアドリス・ガルシアに死球を与え、これが乱闘騒ぎの原因に。アブレイユ自身は故意死球だったことを否定しているものの、この試合を担当した審判6人全員がこれを故意死球とみなしたため、アブレイユは退場処分となっただけでなく、2試合の出場停止処分を科されることになった。

アストロズが3年連続のリーグ優勝を成し遂げてワールドシリーズに進出した場合、アブレイユはワールドシリーズ第1戦で出場停止になる見込み。スムーズに処分が確定し、リーグ優勝決定シリーズが第7戦までもつれた場合、第7戦が出場停止の対象となる可能性もある。また、アブレイユが出場停止処分を消化しないまま、アストロズがリーグ優勝決定シリーズで敗退した場合、出場停止処分は2024年シーズンに持ち越されることになる。

現在26歳のアブレイユはメジャー5年目の今季、自己最多の72試合に登板して72イニングを投げ、3勝2敗5セーブ、24ホールド、防御率1.75、100奪三振という素晴らしい成績をマーク。日本時間7月19日のロッキーズ戦から27試合連続無失点を継続したままレギュラーシーズンを終え、プレーオフでも最初の5試合を無失点に抑えたが、日本時間10月19日のリーグ優勝決定シリーズ第3戦で3ヶ月ぶりの失点を喫した。今年のプレーオフではここまで7試合に登板して2ホールド、防御率1.42を記録している。

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