大村市長選 22日告示 現職に2新人挑む

出陣式で支持を訴える(右から届け出順に)園田、北村、稲富各候補=いずれも大村市内

 任期満了に伴う長崎県の大村市長選が22日、告示された。いずれも無所属で、3期目を目指す現職の園田裕史氏(46)、新人で前県議の北村貴寿氏(50)=自民、公明推薦=、新人で歴史研究家の稲富裕和氏(70)の3人が立候補を届け出、1週間の選挙戦に突入した。投開票は29日。
 3人は選挙事務所前などで支援者を前に出陣式を実施。園田候補は「今の子どもたちが大村で働きたい、子どもを産み育てたい(と思える)20年後に向け、思いを一つにワン大村となって町づくりを皆さんと一緒に始めたい」と主張した。
 北村候補は「先輩方が築き上げてきた大村を次世代に誇りを持って受け渡せるような町にするため、皆さんと一緒に『みんなでつくる、みんなの大村』を実現させたい」と訴えた。
 稲富候補は「教育・文化都市の復興こそ、市民の活力の源。大村の人たちの思いを(市政に)届けていこうではないか。駄目なものは駄目だときちんと言いたい」と力を込めた。
 投票は29日午前7時から午後8時まで市内30カ所で行われ、午後9時10分から同市幸町のシーハットおおむらで開票する。選挙人名簿登録者数は7万9580人(男3万7536、女4万2044)=21日現在、市選管調べ=。

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