再利用ピアノ、お披露目の演奏会 茨城・常磐道下り守谷SA ネクスコ東日本

再利用したピアノで演奏する東日本高速道路関東支社の千田洋一支社長(中央手前)ら=守谷市野木崎

東日本高速道路(ネクスコ東日本)谷和原管理事務所は22日、茨城県守谷市野木崎の常磐自動車道下り守谷サービスエリア(SA)で、絵画作品をラッピングした「憩いのMORIピアノ」のお披露目コンサートを開いた。高速道路と福祉団体、地域を結ぶ取り組み〝高福(幸福)連携〟事業の一環。

ピアノは、同事務所の加賀啓記所長が自宅で使用しなくなったものを寄贈。同県つくば市のNPO法人「自然生クラブ」のアーティスト、桜井香織里さんの作品をラッピングした。コンサートでは同社関東支社の千田洋一支社長ら社員5人がピアノやフルート、サックスを演奏。「ルパン三世のテーマ」「美女と野獣」などを華麗に披露した。

ピアノは今後、イベントで使用し、普段はフードコートの出入り口付近に展示する。加賀所長は「『憩いの森』がコンセプトの守谷SAらしい、自然の躍動感を感じてもらえるピアノになった。地域をつなぐピアノにしていきたい」と述べた。

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