小芝風花が愛のない政略結婚を強いられた主人公に! 約20年ぶりにフジテレビで連ドラ「大奥」が復活

小芝風花が、フジテレビ系で2024年1月にスタートする連続ドラマ「大奥」(木曜午後10:00、開始日未定)で主演を務めることが分かった。連続ドラマとしては、2005年に放送された「大奥~華の乱~」以来約20年ぶりに復活する「大奥」で、徳川家治と愛のない政略結婚を強いられた主人公・五十宮倫子を演じ、同系ドラマ初主演を果たす。

「大奥」は、さまざまな人間の思惑、嫉妬、憎悪、悲哀が渦巻く“女の社会の縮図”=大奥で、たった一つの愛を得ようともがく女性たちの闘いを描く、はかなくて切ない物語。19年に「大奥」シリーズの完結作としてオンエアされたフジテレビ開局60周年特別企画「大奥 最終章」以来約5年ぶりに、世代を超えて長きにわたって愛されてきた「大奥」がより一層進化を遂げて、「木曜劇場」枠で帰ってくる。令和版として、“愛”をテーマにした「大奥」史上最も切なくて美しいラブストーリーが誕生する。

演出は、テレビ朝日系の「科捜研の女」シリーズや「相棒」シリーズで高い評価を受けている兼﨑涼介氏。脚本は「好きな人がいること」や「グッド・ドクター」(ともにフジテレビ系)を手掛け、登場人物の繊細な心情を描くことを得意とする大北はるか氏が担う。

小芝が扮(ふん)する倫子は、東山天皇の皇子・閑院宮直仁親王の娘であり皇室の血を引く公家の娘。京で素直に育ち、人を疑うことのない、純真で優しい性格の持ち主だが、その一方で心(しん)は強く、利発でもある。しかし、朝廷と幕府の橋渡しとして次期将軍である家治と政略結婚をさせられたことで、逃れられない運命に翻弄(ほんろう)され、倫子の前にはさまざまな試練が立ちふさがる。先代の第9代将軍・家重が謎の死を遂げ、家治が第10代将軍となり、将軍正室として男子禁制の大奥へ渡ることになる倫子。そんな倫子は、京にいた頃の幼なじみである久我信通に好意を寄せている。

「大奥」への出演が決まって「これまで名だたる方々が演じられてきた作品なので、とても身が引き締まる思いでした。撮影はすべて京都で行われると聞き、どっぷりと『大奥』の世界につかれるのだなと、怖さ半分、うれしさ半分(笑)。しっかりしごいていただきたいと思います」と気を引き締める小芝。作品の印象に関しては「嫉妬、妬(ねた)み、嫉(そね)み、陰謀…。とにかく人間のドロドロとしたものがギュッと詰め込まれているイメージ」とのこと。

演じる倫子については「とても真っすぐで心(しん)があり、ちゃんと“愛”がある人だと思います。その優しさや愛情は、『大奥』の中に入ると、一見弱さや甘さに見えると思います。でも、どんな環境に置かれても、何度打ちのめされようと変わらない根の真っすぐさは、家治にとって希望になるのではないかと思っています」と分析。そして、「これまでもたくさんの人に愛されてきた作品ですが、今回の『大奥』は“愛”をテーマにしています。今までとはまた違った、新しい『大奥』をお届けいたしますので、ぜひ楽しみに待っていてください」とアピールしている。

令和版となる「大奥」は東映とタッグを組み、豪華で荘厳な衣装やセットはもちろん、全編オール京都ロケを実施。クオリティーの高い世界観と映像美、豪華なキャスティング、圧倒的なスケールで届ける。「大奥」の代名詞ともいえる豪華絢爛(けんらん)な衣装も、小芝をはじめとしたそうそうたる顔ぶれのキャストたちが披露する。

ドラマの企画を担当する安永英樹氏は「『大奥』が帰ってきます。帰ってくるといってもただ帰ってくるわけではありません。切ない恋・かなわぬ恋・成就する恋とそれでも引きはがされる恋。そして、夫婦の愛とは何か、欲望とは何なのか? 愛と権力を求めて蠢(うごめ)く江戸城・大奥を舞台に、時代劇であって時代劇ではない、新たに生まれる本物の“大奥”をお届けしたいと思います!」と力を込めて語っている。

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