吉沢亮、永瀬正敏らが描く家族の形 漫画家・土田世紀の絶筆作品の映画化「かぞく」予告

2023年11月3日より劇場公開される、吉沢亮、永瀬正敏、小栗旬、阿部進之介(登場順)主演の、2012年に突然この世を去った漫画家・土田世紀による未完の絶筆作品の実写映画化作「かぞく」の、予告映像が公開された。

予告映像では、4人の男が描く家族の姿が収められている。マコト(吉沢亮)は、父が失踪し、母と二人で住み慣れた街を離れて新しい街へと向かう。群青色に染まった空と海に挟まれ一人立つマコトは、覚悟を決めたような表情で何かを海へと捨てる姿を見せる。ケンジ(永瀬正敏)は、内縁の妻・ハルカと密やかな生活を送る。泣き叫ぶ妻・ハルカを後ろからきつく抱きしめるケンジと、その後ろに映る時効間近の指名手配犯のニュース。2つの関係がひも解かれるとき、彼らを待つ未来も動き出す。

タケオ(小栗旬)は妻を亡くし、男手一つで2人の子供を育てていた。思いつめた表情を浮かべ車を走らせる彼と、海岸に立つ2人の子供たち。タケオが選択した未来には、何が待ち受けるのか。ユウイチ(阿部進之介)は、久しぶりに帰った実家で自分の名前を呼ぶ白いワンピースを着た女に出会い、森に誘われていく。出会うはずのない女との出会いが導く、彼の未来の行方とは。

「かぞく」は、漫画家・土田世紀が残した「かぞく」で描かれた5つのエピソードを原作とし、監督を務めた澤寛自身の生い立ちや経験を織り交ぜ、現代家族を包括的に描いた映画。父が失踪したマコトは、母と二人で住み慣れた街を離れて新しい街へと向かう。内縁の妻と生活を送るケンジ、その妻ハルカはある秘密を抱えている。妻を亡くし、父1人で2人の子供を育てるタケオは、子供たちと海へドライブに出かける。久しぶりに実家へ帰ってきたユウイチは、自分の名を呼ぶ女性に森の中へといざなわれていく。4人の男の4つの家族が、複雑に絡み合い、喪失から再生へと向かう様子を描く。

【作品情報】
かぞく
2023年11月3日(金・祝)
配給:アニプレックス
©土田世紀/日本文芸社,ANIPLEX, Inc.

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