神戸市灘区のスキー場「六甲山スノーパーク」で23日、今冬の営業に向けた造雪作業が始まった。12月2日のオープンに向け、緑色のゲレンデを人工雪が真っ白に染め始めている。
家族連れや若者らで毎年にぎわう同パーク。前身の六甲山人工スキー場から数えて、今年で開業60周年を迎える。記念イベントとして、スキー場なのに「アツい」仕掛けを多数用意しているという。
この日は、午前10時に作業がスタート。製氷機で作られた氷の板は、1センチ程に砕かれホースを伝って勢いよく放出された。毎日約240トンの人工雪を造り、オープン時には8880トンの雪で覆われる予定。
新型コロナウイルスの影響で2020年からインバウンド(訪日客)が減少。同パーク広報担当の永田大智さん(25)は「傾斜が比較的緩く初心者に優しいスキー場なので、幅広いお客さまに楽しんでいただければ」と期待を込める。(大高 碧)