トラヴィス・スコット、ライブを一時中断し警備員がファンを退場させるのを阻止

トラヴィス・スコットが、先週初めに【ユートピア・サーカス・マキシマス・ツアー】を行った米テキサス州ダラスのアメリカン・エアラインズ・センターで、ファンのためにライブを中断する動画がSNS上で拡散されている。

現地時間2023年10月18日のライブで観客の一人が撮影した短い映像には、とあるファンが地面に倒れ、警備員と何らかのやりとりがあったように見える。音楽のボリュームが下がる中、トラヴィスはステージから「ひとつだけしちゃいけないことがある、それはファンをつまみ出さないことだ」と述べた。彼は「そんなことしたらダメだ、ブラザー。やめろ。下がれ。下がれよ、ブラザー。彼女は楽しんでるだけだ。下がってろって。彼女に楽しませてやってくれ」と警備員に向かって話している。さらにトラヴィスは、「女性だぞ」と続け、「そんな風に女性をつかんだらダメだ、わかったか?」と話した。

問題の警備員は、トラヴィスがかばったファンと握手し、ファンは観客を煽るために一瞬プラットフォームの上に立ったが、すぐにフロアに降りていった。

先週、トラヴィスはツアーの日程を直前になって延期した。地元ニュースによると、彼は現地時間10月13日に米ノースカロライナ州ローリーのPNCアリーナでソールドアウト公演を行った。だが、翌日予定されていた同アリーナでの公演2日目のために会場に到着したコンサート参加者は、公演中止を告げられた。アリーナ側は、今後発表予定の振替公演のためにチケットを保管するよう参加者に伝えている。

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