「人質解放が最優先課題」 イスラエル大統領、家族と面会

人質となった妹モランさんの写真を手に涙を流すレア・ヤナイさん=22日、エルサレム(共同)

 【エルサレム共同】イスラエルのヘルツォグ大統領は22日、イスラム組織ハマスが拘束している人質の家族らとエルサレムの大統領府で面会した。家族らによると、ヘルツォグ氏は「大切な人たちを家に連れて帰るために、あらゆることをすると誓う。これが私の最優先課題だ」と語った。

 家族らによると、22日にヘルツォグ氏を訪ねたのは約80家族。ハマスはこれまでに人質2人を解放したが、イスラエル政府は依然212人が拘束されているとしている。

 面会後、共同通信などの取材に応じたリオン・ヤナイさん(46)は「国際社会は、どうか人質解放のために行動を起こしてほしい」と訴えた。

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