ピンク、米音楽業界における“人気投票”に興味がないと語る

現地時間2023年10月22日に米CBSで放送された『60 Minutes』で、ピンクがセシリア・ヴェガとのインタビューに応じ、米音楽業界における“人気投票で勝ったことがない”と感じているものの、それより大事に思っていることを明かした。

番組放送前に米ビルボードが独占入手した抜粋によると、ピンクは自身の大ヒット・ツアーについて、「この半年で300万枚のチケットが売れましたけれど、行った人以外はあまりそのことについて聞く機会がないですよね。結局のところ、誰が私を話題にしているかなんてどうでもいいんですよ」と話している。

そして、「母親と娘、ピンクのTシャツを着ている父親とその娘と3人の友達が素晴らしい時間を過ごしたなら、あるいはゲイのカップルが一緒に来て、私のライブでは誰からも罵声を浴びせられなかったのですごく安心できたなら、それが本当に重要なことなのです」と彼女は続けた。

米ビルボードのツアー・チャート“Billboard Boxscore”に報告された数字によると、ピンクの最近の【サマー・カーニバル】スタジアム・ツアーは、41公演で2億5760万ドル(約386億円)の興行収入と180万枚のチケットを売り上げた。彼女は6月24日と25日に英ロンドンのハイド・パークで2公演を行い、2,090万ドル(約3.1億円)を稼ぎ、13万枚のチケットを売り上げた。これはザ・ローリング・ストーンズの2,240万ドル(約3.4億円)に次ぐ、米国人アーティスト、あるいはソロ・アーティストによるこの会場史上最大の興行収入だ。彼女は2週間前に【トラストフォール・ツアー】を開始したばかりだが、先週は呼吸器感染症のため4公演(米ワシントン州タコマで2公演、カナダのバンクーバーで2公演)の延期を余儀なくされた。

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