マシュメロ、初のラテン・アルバム『Sugar Papi』&今後の取り組みについて語る

マシュメロはこれまでのキャリアを通じて、米ビルボード・ダンス/エレクトロニック・ソング・チャート“Hot Dance/Electronic Songs”、ロック&オルタナティブ・ソング・チャート“Hot Rock & Alternative Songs”、ポップ・エアプレイ・チャート“Pop Airplay”で首位を獲得し、ジャンルを超えた魅力を証明してきた。

2023年には、彼とマヌエル・トゥリーゾのコラボ曲「El Merengue」が予想外にヒットし、ラテン・エアプレイ・チャート“Latin Airplay”で待望の1位を獲得した。トロピカル・シングルである本作は、11月3日に自身初のラテン・アルバムであり、全曲にアーティストをフィーチャーした初のフル・アルバム『Sugar Papi』をリリースするマシュメロにとって、この1年で初めての新しい試みとなった。

「作品集を作りたいとずっと思っていましたが、いつが適切な時期なのかわかりませんでした」とマシュメロは米ビルボード・ニュースに語った。「ソニー・ラテンが僕に“ラテン・アルバムを作りませんか?”と声をかけてくれました。ずっとラテン音楽をやりたいと思っていましたし、ずっとやりたいと思っていたアルバムを完成させるのにちょうどいいタイミングだと思いました……考える必要もありませんでした」と彼は述べた。

アルバム『Sugar Papi』には、Young Miko(「Tempo」)、Tiago PZK(「Como Yo :(」)など、ラテン音楽のレジェンドや期待の星が多く参加している。ほとんどの曲がラテン・ラップ、トラップ、レゲトンに根ざしているが、マシュメロは米マイアミで各アーティストとのセッションを設け、禁止事項は何もなかったという。「このアルバムを書くためにマイアミにやってきましたが、“何も準備していない”って感じでした」と彼は笑いながら振り返った。「僕の仕事の一部、僕の主な仕事は、その場で創造することです」と彼は説明し、その素早い発想のおかげで、彼と彼の共同制作者たちは2週間足らずでアルバム全体を完成させることができた。

「“世界中のあらゆるビッグ・アーティスト”という巨大なプロジェクトを作るつもりはありませんでした。僕はただ、自分のバイブスに合ったアーティストと仕事をするだけです」と彼は述べた。特にYoung Mikoとのセッションについて、彼は「彼女はただ現れて、とても親切で謙虚で、私が彼女に見せたものすべて完璧にこなしました。他にも2曲、エッフェル65のような90年代を彷彿とさせるストレートなレイヴ・ミュージックを彼女と作りました……とんでもなく素晴らしいバイブスです。今後リリースできそうな未発表曲がたくさんあります」と語り、かなり気に入っているようだ。

マシュメロが今後の展開について語ったのはそれだけではなかった。「公言したかどうかわかりませんが、この夏はずっとスタジオで新しいアルバムを制作していて、マシュメロとは何かを再定義するようなことをしていました。最近、ラテン・タッチのセッションをいくつか行ったばかりなんです……僕が学んだものがたくさん詰まっているのは間違いません」と彼は話した。

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