イ・ソンギュン 麻薬使用疑惑でドラマ「No Way Out」を降板、市民守る警察官を演じる予定も

韓国で「トップスター俳優が麻薬の使用容疑を受けている」というニュースが報じられ、その人物が映画「パラサイト 半地下の家族」などで知られるイ・ソンギュンであることが明らかになった。

この一報以降、さまざまな臆測記事がはびこる中、出演を予定していたドラマ「No Way Out」(原題)を降板することが発表された。

韓国メディアのスポーツ朝鮮によると、ドラマ制作スタッフが23日に「先週、イ・ソンギュンサイドに芳しくないことが起きた直後、状況が整理されるまで相当な時間を要することが予想され、やむを得ず降板の意思を明示した」と明かしたという。また「撮影は予定通り進行されており、延期していない」と付け加えた。

ドラマ「No Way Out」は、希代の凶悪犯が出所するなり200億ウォン(約20億円)の懸賞金をかけて公開殺人依頼を行うという、ミステリー・スリラーだ。

本作でイ・ソンギュンは、懸賞金を狙う市民たちを凶悪犯から守らなければならない警察官、ペク・ジュンシク役にキャスティングされ、最近撮影が始まったばかりだった。しかし麻薬使用疑惑が浮上、警察の立件前調査(内偵)を受けていることが判明したため、降板することとなった。

「No Way Out」の出演者は他に「梨泰院クラス」で長家(チャンガ)グループ会長を演じたユ・ジェミョン、Netflixドラマ「未成年裁判」のキム・ムヨル、バラエティーでも大活躍のイ・グァンスなどで、イ・ソンギュンの代役はまだ決定していない。

イ・ソンギュンは広告界からの縁切りに続き、俳優業まで失う危機に直面している。

(よろず~ニュース・椎 美雪)

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