バルセロナの17歳“新星”FWギウ、衝撃の33秒デビュー弾! ラ・リーガ史上デビュー最短ゴール記録では何位?

写真:衝撃のデビュー弾を決めたバルセロナのギウ ©Getty Images

バルセロナに所属するU-17スペイン代表FWマルク・ギウが、トップチームデビュー戦で衝撃のゴールを挙げた。

現地時間10月22日に行われたラ・リーガ第10節のアスレティック・ビルバオ戦で、バルセロナのシャビ監督はセンターフォワードにスペイン代表FWフェラン・トーレスを起用。試合の中では、U-21スペイン代表MFフェルミン・ロペスが“ゼロトップ”の役割を果たす時間帯もあり、負傷欠場中のポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキの穴を埋めようという試みが見て取れた。

しかし、バルセロナはアスレティック・ビルバオの堅い守備をなかなか崩せず、78分までスコアレスの状態が続く。すると、シャビ監督は79分にギウをピッチに送り出す。『ラ・マシア』出身である17歳のギウにとっては、トップチームデビューの瞬間だった。

そのわずか33秒後、本拠地『エスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニス』に駆けつけたサポーターたちに、ギウが衝撃を与える。ポルトガル代表FWジョアン・フェリックスのスルーパスに反応して守備ライン裏に抜け出すと、右足で冷静にシュートを流し込んだ。17歳291日にしてトップチームデビュー戦でゴールを挙げたギウは、バルセロナ史上最年少デビュー弾を決めた選手となった。

結局、ギウのゴールが決勝点となり、バルセロナはアスレティック・ビルバオに1-0で勝利。首位のレアル・マドリードとの勝点差を「1」に詰め、次節の“エル・クラシコ”に弾みをつけた。

スペインメディア『Relevo』は、試合後にギウが発した喜びの声を紹介している。ギウは「信じられないよ。今、この瞬間を楽しんでいる」と興奮を隠しきれない様子で、次のように続けた。

「このチャンスのためにずっと頑張ってきたし、完璧にうまくいったよ。ほとんど毎晩、今日のような瞬間を夢見ていた。とても嬉しいし、とても幸せだよ」

なお『Relevo』によると、ラ・リーガの歴史上、デビューの瞬間から初ゴールまでにかかった時間が最も短かったのはスペイン人FWホルヘ・ガランで、2009年にオサスナでデビューから29秒後にゴールを決めたという。2位はスペイン人DFディエゴ・ゴンサレスで、2016年にセビージャでデビューしてから30秒後にゴールを決めている。今回のギウのゴールは、彼らに次ぐ3番目の記録となる。

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