香川県の「端岡」「高瀬」の2駅を無人駅に 業務体制を見直し経営改善を目指す JR四国

JR四国は、これまで駅員を配置していた四国の12駅を無人駅にすると発表しました。香川県では高松市の「端岡駅」と三豊市の「高瀬駅」が対象です。

JR四国によりますと、新型コロナ禍前の2019年度の1日平均の利用者数は、「端岡駅」が2658人、「高瀬駅」が1248人でした。「端岡駅」はJR四国の中でも多くの人が利用する駅ですが、定期券利用者の割合が高いことなどから無人化することを決めました。
2駅は、来年3月中旬から無人化する予定ですが、具体的な日は決まっていません。

これまで各駅に配置されていた係員は、希望を聞いた上で、最寄りの駅で勤務するということです。

JR四国は、少子高齢化や人口減少、それにコロナの影響などで鉄道収入が伸び悩み、厳しい経営状況が続いています。業務体制の見直しを進める中で今回の無人駅の拡大を決めました。四国では259の駅のうち222駅が、香川県では48の駅のうち36駅が無人駅になります。

切符は、自動販売機や専用のチケットアプリなどから購入することができます。

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