遊びながら少年非行を防ぐ「人生ゲーム」が完成 岡山県警がタカラトミー、児童と協力し制作

おなじみの「人生ゲーム」で少年非行を防ぎます。岡山県警がおもちゃメーカーと協力して作ったオリジナルの人生ゲームが完成し、開発に携わった岡山市の小学生が実際に遊びながら少年非行について学びました。

(遊ぶ様子)
「自動販売機の下に500円玉があったから交番に届けた。1000ポイントもらう」

少年非行について子どもたちに主体的に考えてもらおうと岡山県警がおもちゃメーカーの「タカラトミー」と協力して作ったオリジナルの人生ゲームです。

良い行いをしたマスに止まるとポイントがもらえ、悪い行いをしたマスに止まるとポイントが没収されます。

約半数のマスの文章を岡山市の4つの小学校の5年生と6年生が考えました。

23日は岡山市の平福小学校で、製作に携わった児童162人が「人生ゲーム」を体験しました。

(6年生の児童はー)
「知らない人からの電話とかは鳴り終わるまで無視して、できるだけすぐ取らないようにしたい」

岡山県警によると、岡山県で検挙・補導された少年の数が2022年、10年ぶりに増加しました。

2023年の上半期は225人で2022年の同じ時期より17人増えています。

(岡山県警察本部 少年課/長谷早紀さん)
「楽しみながら学んでくれているんじゃないかなと感じました。ネットトラブル等も低年齢化が進んでいるので規範意識を持って生活していってもらいたい」

この「人生ゲーム」は、10月中に岡山県の全ての小学校の4年生から6年生に配られる予定です。一般には販売されません。

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