茗渓学園中学・高校(茨城県つくば市稲荷前)は、日本自動車研究所(JARI、東京)が所有する同市学園南2丁目の未利用地への移転を予定していることが23日、分かった。未利用地を購入する予定の大和ハウス茨城支店から提案を受けた。同校は今後、移転に向けた条件や課題などの詳細を整理していく。
関係者によると、同校は、12月に予定されるJARIから同社への土地の引き渡し後に、常陽銀行や同社と協議会を開催し資金面などの調整を進める。最終的に理事会を開き、正式決定する。早ければ、同校の開校50周年に当たる2029年の移転を見込む。
同校は1979年に開校。校舎の建て替え時期を迎えることや、つくばエクスプレス(TX)研究学園駅から徒歩圏内に位置する未利用地の立地の良さなど、利点を考慮したと見られる。
未利用地は約15.5ヘクタールで、同駅の南約300メートルに位置。同社は、同校の移転のほか、商業施設や研究施設の建設を計画している。11月に売買契約を締結する予定。