川崎鶴見臨港バス、公道で自動運転の実証実験 導入には多くの課題

実証実験が始まった自動運転バス=川崎市川崎区の川崎鶴見臨港バス塩浜営業所

 川崎鶴見臨港バス(川崎市川崎区)は23日、市内初となる大型バスを使用した自動運転の実証実験を開始した。運転士のみ乗車し、27日まで同区内の公道で実施する。導入するにはまだ課題が多く、時期は未定という。同社の平位武社長は「地域に根差したバスとして交通ネットワークの維持に貢献したい」と意気込みを語った。

 実証実験は、自動運転システムの開発などに取り組む企業や埼玉工業大と協力。他の都市で実証実験を行っている車両やシステムを使う。運転士のみ乗車して自動運転で走行し、路上駐車車両を避けて走行する際などは手動に切り替える。

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