礼儀のないシティの一部サポーターが愚行…ライバルの“レジェンド”サー・ボビー・チャールトン氏の死を攻撃するチャントをシティが非難「非常に残念」

シティのサポーターがライバルのレジェンドの死に攻撃的チャント[写真:Getty Images]

マンチェスター・シティは、礼儀のない少数サポーターの愚行に対して、行動を起こすことに決定したという。

同じマンチェスターを拠点とするライバルクラブのマンチェスター・ユナイテッドのレジェンドであるサー・ボビー・チャールトン氏は、21日に86歳で他界した。

ユナイテッドで育ち、“ミュンヘンの悲劇”という悲痛な事故からも生還し、クラブに成功をもたらせたレジェンド。イングランド代表としても大きな功績を残した英雄だ。

しかし、21日に行われたシティvsブライトン&ホーヴ・アルビオンの一戦では、一部のコンコースでチャールトン氏の死を攻撃するようなチャントが確認されたとのことだ。

いくらライバルチームとはいえ、レジェンドの死を無碍にする愚行にシティは怒り。声明を発表し、落胆したことを伝えた。

「昨日のプレミアリーグの試合のハーフタイム中、エティハド・スタジアムのコンコースでサー・ボビー・チャールトンに対する少数の人物による攻撃的なチャントがあったと報告を受け、シティは非常に残念に思っている」

「クラブらこれらのチャントを最も強い言葉で非難し、サー・ボビーの家族と友人、そしてマンチェスター・ユナイテッドの関係者全員に素直に謝罪する」

「スタジアムがフランシス・リーという我々のレジェンドに敬意を表するために立ったことの日、マンチェスター・シティのサポーターは我々の試合における敬意の必要性を誰よりも強く理解し、認識すべきである」

「我々のセキュリティ・チームは、コンコースエリアの監視カメラ映像を調査している。この問題を報告するために、すでに名乗り出てくれた方々に感謝している」

「我々は禁止命令を発令するための適切な措置を講じることができるよう、関係者の特定に役立つあらゆる情報の提供を引き続き求めている」

次節のプレミアリーグはユナイテッドのホームでシティとの“マンチェスター・ダービー”という巡り合わせ。プレミアリーグもこのチャントを知り、「愕然とした」とのこと。「マンチェスター・シティが責任者に関する情報を求めることを歓迎し、その後の行動を支持する」と声明を発表した。

© 株式会社シーソーゲーム