爆竹投げ込まれパナシナイコスDFが意識朦朧、倒れ込み病院へ搬送…問題続きの“ギリシャ・ダービー”は中止に

爆竹が投げ込まれて倒れ込んだフアン・カルロス[写真:Getty Images]

パナシナイコスは23日、DFフアン・カルロスが爆竹により負傷したことを報告した。
【写真】ウォーミングアップ中に爆竹を投げ込まれ倒れ込んだフアン・カルロス

事件が起こったのは22日に行われたギリシャ・スーパーリーグ第8節のオリンピアコスvsパナシナイコスの一戦だ。

ギリシャの名門クラブ同士による“ギリシャ・ダービー”としても知られる試合。両クラブの熱いサポーターが応援に熱を入れた中で、愚行が起きてしまった。

問題は後半開始早々。オリンピアコスのMFマディ・カマラが同点ゴールを決めると、オリンピアコスファンがスタンドからパナシナイコスの選手がウォーミングアップエリアに爆竹が投げ込む愚行に出る。

すると爆発を受けてフアン・カルロスが卒倒。意識が朦朧と鳴り倒れ込むと、聴覚にも問題を抱え、そのままロッカールームへ担架で運び出されることとなった。

試合はこの事態を受けて中断。1-1の状態で終了した中、フアン・カルロスは検査のために病院へと緊急搬送されたという。

フアン・カルロスはマラガから2020年に加入し、パナシナイコスでは公式戦109試合に出場。今シーズンも10試合に出場していた。

2019年にはファンと機動隊が衝突して試合が中止に。2012年には暴徒化したサポーターの影響で試合が中止となっており、近年のサッカー界では珍しい問題の多いダービーとして知られている。

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