<レスリング>U23世界選手権(アルバニア)にイランが出場できず…アルバニアがビザ発行を拒否

 

 世界レスリング連盟(UWW)は10月22日、23日からアルバニア・ティラナで始まるU23世界選手権に際し、イラン代表がアルバニアからビザ発行を拒否されたことをホームページで発表。強い遺憾の意を表明した。

 アルバニアは昨年9月、同7月に発生したアルバニア政府や公共サービス関連のウェブサイトに対する大規模なサイバー攻撃にイラン政府が関与していたと断定し、イランとの国交を断絶。在アルバニアのイラン外交員とイラン大使館職員に対して24時間以内の国外退去を求めた。

 今年のU23世界選手権は、当初、フィンランドで予定されていたが、同国政府がロシアとベラルーシにビザを発行しないため、急きょ、アルバニア開催に変更された経緯がある。UWWは「イラン人レスラーを含むすべての参加チームに必要なビザの発給へ向けて精力的に取り組んだ。 この努力にもかかわらず、当局はイラン選手の大会参加権を拒否した」と説明している。

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