全国育樹祭、フラッグで機運醸成 茨城・水戸で11月11、12日 国道沿いに164枚

全国育樹祭を前に設置されたバナーフラッグ=水戸市宮町

11月11、12日に茨城県で開催される「第46回全国育樹祭」を前に、県は23日、式典開催地の水戸市の街路灯などに、森林をイメージしたバナーフラッグを設置した。機運醸成と周知を図るのが狙い。

バナーフラッグは縦1メートル、幅45センチ。県立水戸一高付属中1年(当時)、樋之口尚史さんが制作した大会テーマ「誰かじゃない 僕が育てる 緑の日本」に加え、式典やお手入れ行事の日時が記載された。

県によると、フラッグは同市の国道50号沿いに164枚掲示。設置場所は宮町2丁目から南町3丁目、泉町3丁目から東原1丁目までの2区間。また、JR水戸駅構内には、結城市立結城東中3年(当時)、鶴見彩夏さんが原画を作成した大会ポスターも掲示した。

全国育樹祭推進室の川上博行室長補佐(58)は「当日はユーチューブで式典の様子をライブ配信する。多くの人に森林について学んでほしい」と語った。

全国育樹祭は秋篠宮ご夫妻が臨席し、11日は県水郷県民の森(潮来市)で、天皇、皇后両陛下(現上皇ご夫妻)が2005年の全国植樹祭で植樹した樹木を手入れされる。12日は水戸市のアダストリアみとアリーナで式典が開かれる。

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