富山県内初サッカー専用スタジアム建設へ議論スタート 地域活性化など3本柱

特別委員会の初会合であいさつする根塚会長(中央右)=タワー111

 富山県内初のサッカー専用スタジアム建設を目指す県サッカー協会の特別委員会は23日、富山市内で初会合を開き、建設計画の指針として▽サッカー関係者が幸せになる場所をつくる▽施設運営の土台を考える▽地域活性化に寄与する-との三つの柱を決めた。今後は隔月で開き、予算や建設地などについて探る。

 初会合は富山市牛島新町のタワー111であり、根塚武同協会会長が「長い道のりになるが皆さんの知恵と力を借りて実現したい」とあいさつ。冒頭のみ公開され、終了後に豊岡達郎委員長が概要を説明した。

 新スタジアムの場所や予算、設置・運営方法は未定で、豊岡委員長は「細かい方向性は決めずにさまざまな可能性を探っている段階。今後、サッカーファンの意見を聞く場も設けたい」と述べた。

 委員会はサッカー関係者に加え、経済界や有識者ら10人でつくる。

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