約300年間 人々を見守ってきました【駅ぶら】06京王電鉄 京王線099

※2023年6月撮影

トップ画像は、布田駅。駅前の「布田南通り」を南に歩きます。

真っ直ぐ進めば多摩川に当たります。

※2023年6月撮影

左側に鳥居と社がありました。奥に見えるのは「椿地蔵前」交差点。

※2023年6月撮影

マップには「稲荷」と表示されていますが、お稲荷さんを表す様なもの(アトリビュートって言えばイイのかしら)は見当たりません。

※2023年6月撮影

「椿地蔵前」交差点、ここで「品川通り」と交差します。

※2023年6月撮影

「椿地蔵」が見えます。何度も車で前を通過していますが、歩いてくるのは初めてです。

※2023年6月撮影

「椿地蔵」はこの「調布市指定天然記念物 シロハナヤブツバキ」があるので、そう呼ばれているのですね。

※2023年6月撮影

調布市教育委員会の案内は以下です。

「シロハナヤブツバキは、ツバキ科ツバキ属の常緑高木で、ヤブツバキの白花種です。

布田南通り(旧鎌倉街道)と品川通りの辻に位置するこの木は、鑑定により、樹齢7~800年と推定される古木です。ツバキの根本には、享保20年(1735)銘のある地蔵菩薩像が安置されており「椿地蔵」の名で親しまれています。

元々は現在位置より約5メートル北にありましたが、昭和39年の品川道拡幅工事の際に移植されました。移植された当時は、根本から幹が5本に分かれ、高さ5メートル、東西7メートル、南北8メートルにわたり生い茂っていましたが、現在は元からの幹1本と、その根株から発生した数本のひこばえ(萌芽枝)が枝を広げています。

市では定期的に樹勢回復処置を行い、この貴重なツバキの保存に努めています。

令和4年2月17日 調布市教育委員会」

1735年(享保20年)の銘があるというお地蔵様。300年近く、この道を行く人々を見守ってきたのですね。

※2023年6月撮影

「品川通り」を右折して西に歩いています。

※2023年6月撮影

一本目を左折して南に進みます。

※2023年6月撮影

「狐塚古墳(下布田6号墳)」に来ました。

※2023年6月撮影

この項、続きます。

(写真・文/住田至朗)

※駅構内などは京王電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。

※参照資料

・『京王ハンドブック2022』(京王電鉄株式会社広報部/2022)

・京王グループホームページ「京王電鉄50年史」他

下記の2冊は主に古い写真など「時代の空気感」を参考にいたしました

・『京王電鉄昭和~平成の記録』(辻良樹/アルファベータブックス/2023)

・『京王線 井の頭線 街と駅の1世紀』(矢嶋秀一/アルファベータブックス/2016)

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