アストロズ・アブレイユ 2024年シーズン最初の2試合が出場停止に

日本時間10月24日、MLB機構は2試合の出場停止処分に対して異議申し立てを行っていたブライアン・アブレイユ(アストロズ)について公聴会を開き、処分内容を確定させた。2試合の出場停止処分は変わらなかったが、今回のプレーオフ期間中は適用されず、2024年シーズン最初の2試合が出場停止に。よって、アブレイユはリーグ優勝決定シリーズ第7戦で登板可能であり、アストロズがワールドシリーズに進出した場合、初戦から登板することができる。

アブレイユは日本時間10月21日にグローブライフ・フィールドで行われたレンジャーズとのリーグ優勝決定シリーズ第5戦の8回裏にアドリス・ガルシアへの初球、99マイルの速球を左肩にぶつけ、乱闘騒ぎのきっかけを作った。アブレイユ自身は「内角高めに速球を投げ、そのあと外角低めにスライダーを投げるプランだった。投げ損なっただけだ」と語り、意図的にガルシアにぶつけたことを否定していたが、MLB機構の発表によると、この試合を担当した審判6人全員が故意死球とみなしたという。

両軍の乱闘騒ぎのあと、アブレイユとガルシアに加えて、アストロズのダスティ・ベイカー監督も退場処分に。出場停止処分を科されたのはアブレイユだけだったが、この3人のほか、アストロズのランス・マカラーズJr.とレンジャーズのマット・ブッシュにも罰金が科された。なお、マカラーズJr.とブッシュはリーグ優勝決定シリーズのロースター登録外のため、第6戦以降は試合中にベンチ入りすることを禁止されている。

乱闘騒ぎがあった第5戦は、9回表にホセ・アルトゥーベの逆転3ランが飛び出し、アストロズが勝利。ミニッツメイド・パークに戻って行われた第6戦はレンジャーズが勝利し、シリーズの対戦成績はお互い3勝ずつのタイとなった。日本時間10月24日にミニッツメイド・パークで行われる第7戦を制したチームが今季のア・リーグ王者となる。

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