【GXビジネス】幸せになるための挑戦を後押し【大分県】 大分県産業科学技術センターの佐藤寿喜さん

大分県産業科学技術センター(大分市)の製品開発支援担当として働く佐藤寿喜支援員

 大分県産業科学技術センターで製品開発支援担当の支援員として働く佐藤寿喜(ひさき)さん(29)は「幸せ」「本物」というキーワードを意識し、地場企業の開発支援に取り組んでいる。

 佐藤さんは大分市出身。大分上野丘高を卒業後、大分県立芸術文化短期大専攻科で学び、県外のプラスチック物流機器メーカーに就職した。退職後、2020年に大分県産業科学技術センターに入った。芸短ではプロダクトデザインコースで学んだ。中学生の時にものづくりの魅力に気付き、芸短に入学して、デザインの概念や工芸という分野にのめり込んだという。

 大分県産業科学技術センターでは、製品開発支援担当として、中小企業の商品開発(商品企画、商品設計、販売促進)などの支援をする。先日掲載した「ものづくり・伴走支援の現場から」で紹介した佐々木畳店(宇佐市)が畳の端材から作った積み木「たたみたす」の開発にも携わっている。

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