スティーブン・ボートがガーディアンズの新監督有力候補に急浮上

日本時間10月24日に「ESPN」のジェフ・パッサン記者が報じたところによると、テリー・フランコーナ監督が今季限りで勇退したガーディアンズの新監督の有力候補として、マリナーズのスティーブン・ボート・ブルペンコーチの名前が急浮上しているようだ。ボートはジャイアンツの新監督候補として面接を受けたことが報じられているが、ジャイアンツはパドレスのボブ・メルビン監督の移籍が有力に。ボートがジャイアンツの新監督に就任する可能性は低くなっていた。

まもなく39歳の誕生日を迎えるボートは、2012年にレイズでメジャーデビューし、主にアスレチックスで活躍。オールスター・ゲームに2度選出されるなど、10年間のメジャー生活で通算794試合に出場して560安打、打率.239、82本塁打、313打点、OPS.707を記録し、古巣アスレチックスに戻ってプレーした2022年シーズンを最後にユニフォームを脱いだ。

ボートは2020年に「将来は監督をやりたい」と話していたことがあり、長年アスレチックスの監督を務めてボートのことをよく知るメルビンも「彼には間違いなく監督を務める将来が待っている」と語るなど、指導者候補として非常に評価は高く、今季はマリナーズでブルペンコーチ兼クオリティコントロールコーチを務めていた。引退してからまだ1年ほどしか経っていないにもかかわらず、複数のチームで監督候補に挙がっていることが、ボートへの評価の高さの証と言えるだろう。

なお、これまでにガーディアンズの新監督候補として名前が挙がったのは、監督経験のない人物ばかり。内部昇格候補のジョン・マクドナルド(マイナーの守備コーディネーター)、クリス・バレイカ(打撃コーチ)、ロブ・セルフォリオ(選手育成部長)のほか、クレイトン・マカラー(ドジャース・一塁ベースコーチ)、ウィル・ベナブル(レンジャーズ・助監督)、カルロス・メンドーサ(ヤンキース・ベンチコーチ)、クレイグ・アルバーナス(ジャイアンツ・ブルペンコーチ兼捕手コーチ)らの名前が報じられている。

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