日本皿まわし協会創立40周年、大分市で29日に全国大会 「誰でも気軽に」【大分県】

「良い姿勢が健康につながる」という皿回しを披露する永冨博会長=大分市玉沢の永冨記念病院

 【大分】大分市に本部がある「日本皿まわし協会」(永冨博会長)が29日午前10時から、同市府内町のコンパルホール集会室で創立40周年記念「日本皿まわし全国大会」を開催する。参加自由。無料。

 同協会は1984年、永冨会長(54)の祖父で外科医だった故・永冨勲さんが創設し、初代会長を務めた。勲さんは65年ごろに皿回しに興味を持ち、71歳の時に著書「誰にでもできる皿まわし入門」を出版するなど普及に尽力した。

 皿回しは竿(さお)に皿を乗せて、遠心力で回転させる。永冨記念病院(大分市玉沢)の副院長で整形外科医の永冨会長によると、皿回しで背中を真っすぐに保つ姿勢が健康の維持増進につながるという。

 当日は永冨会長が「皿まわし姿勢と医療」をテーマに講演する。大分、宮崎両県を中心とした約20人による段位別の競技や、昇段試験がある。永冨会長は「世代やレベルに関係なく、誰でも気軽に楽しめる」と話す。

 協会は皿回しの普及にも取り組んでおり、毎月第3日曜日に大分市長浜町の長浜校区公民館、同第1月曜日に別府市上野口町の市コミュニティーセンターで教室を開いている。時間は共に午前10時~正午。参加を受け付けている。

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