Dバックスが積極野球で3勝3敗のタイに持ち込む 決着は第7戦へ

リーグ優勝決定シリーズ第6戦【ダイヤモンドバックス5-1フィリーズ】@シチズンズバンク・パーク

フィリーズが2年連続のリーグ優勝に王手をかけた状態で迎えた第6戦は、ダイヤモンドバックスが持ち前の積極野球を取り戻し、5対1で勝利。本拠地シチズンズバンク・パークで驚異的な強さを誇るフィリーズを破り、シリーズの対戦成績を3勝3敗のタイに持ち込んだ。ダイヤモンドバックス先発のメリル・ケリーは5イニングを3安打1失点に抑える好投で勝利投手に。フィリーズ先発のアーロン・ノラは5回途中6安打4失点で敗戦投手となった。

第6戦の開始前、ダイヤモンドバックスのトーリ・ロブロ監督は「1試合プレーするためにフィラデルフィアに来たわけではない」と話していたが、4つの盗塁を決めるなど、シーズン中に見せた積極的な野球を取り戻し、今回のプレーオフでホーム6戦全勝だったフィリーズを打ち破った。

先発のケリーが1回裏一死1・2塁のピンチを切り抜けると、2回表先頭のトミー・ファム、次打者ルルデス・グリエルJr.と二者連続アーチが飛び出して2点を先制。アレック・トーマスが四球で出塁したあと、エバン・ロンゴリアがレフトへのタイムリー二塁打を放ち、3点目を奪った。

2回裏にブランドン・マーシュのタイムリーで1点を返されたが、5回表一死1塁からケテル・マルテがライトへのタイムリー三塁打を放ち、フィリーズ先発のノラをノックアウト。7回表にはヘラルド・ペルドモのヒットと盗塁で一死2塁のチャンスを作り、マルテのタイムリーで5対1とリードを広げた。

得点につながった盗塁は1つだけだったが、第1~5戦の合計でわずか1つだった盗塁を4つも決め、バントも交えて足でかき回す今季のダイヤモンドバックスの野球が復活。完全アウェーの環境のなかで、選手たちが積極性を取り戻したことは、ダイヤモンドバックスにとって大きな自信につながったに違いない。リーグ優勝をかけて両軍の意地がぶつかり合う第7戦は、非常に面白い試合となりそうだ。

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