ボッタス「直接の競争相手と比べて、週末を通じてペースがいまひとつだった」アルファロメオ F1第19戦決勝

 2023年F1第19戦アメリカGPの決勝レースが行われ、アルファロメオのバルテリ・ボッタスは12位、周冠宇は13位でレースを終えた。

■バルテリ・ボッタス(アルファロメオF1チーム・ステーク)
決勝=12位(56周/56周)

2023年F1第19戦アメリカGP バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)

 コース上では全力を尽くし、戦略面でもすべてが正しかった。ただ、直接の競争相手と比べると、週末を通じてペースがいまひとつだった。このサーキットのバンピーな路面が、ひとつのファクターとして僕らのパフォーマンスに影響したのは間違いない。理想的なレベルよりわずかに高い車高で走ることを強いられ、そのためにダウンフォースが削られて、アップグレードのポテンシャルを最大限に引き出せなかったんだ。

 多少なりともポジティブな点は、直接の競争相手も大量得点はできず、まだコンストラクターズ選手権の7位争いは逆転の可能性が十分にあることだ。あとほんの何日かでメキシコへ行くのを楽しみしている。昨年、あのコースは僕らのクルマの特性に合っていたし、今年も同様であれば、すぐに競争力を取り戻せるはずだからね。

■周冠宇(アルファロメオF1チーム・ステーク)
決勝=13位(55周/56周)

2023年F1第19戦アメリカGP 周冠宇(アルファロメオ)

 週末の初めの方が、クルマは良かったような気がする。特にFP1の終了後にセットアップを変えたところ、結果として金曜のポジションを維持できなかった。残念ながら、僕らには直接のライバルについて行けるだけのペースがなかった。全体にグリップが足りない感じで、争いに加わることができなかったんだ。僕らにとっては、タイヤのデグラデーションが大きく、かなりトリッキーなレースだったと思う。この週末に何が起きていたのか、しっかり分析する必要があるのは間違いない。もっとも、今日のレースでは、タイヤや戦略の面で違う選択をしたとしても、結果に大きな違いはなかったように思う。ともあれ、すぐに立て直しをして、来週のメキシコではもっといいレースができればと思っている。

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